デンマークの名デザイナー、オーレ・パルスビーがデザインした名作。
長い間廃番で、一部のコレクターの間でビンテージとして取引されていたSCALAが復刻したのは2018年。
どちらかというとストッカーという性質上ビンテージよりも道具としてガンガン使ってほしいと思っていたので、復刻はとてもうれしかったです。
=サイズは0.2ℓから2ℓの間で6種類=
0.2ℓは調味料やティーバックなどの少量保存に。
0.5ℓはコーヒー豆の保存やピクルス、ミックスナッツなど、買ってきたものをそのまま入れられるちょうどいいサイズ。
0.7ℓもコーヒー豆などのストックにいいサイズですが、この辺から自家製ピクルスなど手作りの料理に使う人が増えてきます。変わった使い方としては洗濯のジェルボールや入浴剤のバスボムなど。使い勝手がいいサイズ。
1ℓ、このあたりから梅酒や大容量のお菓子など長期ストック用途が多くなる印象です。
2ℓは完全に大容量ストック、一人暮らしならお米やシリアルを入れるのにちょうどいいサイズかも。もちろん果実酒や梅干し、キムチなどをつくるのにもピッタリですね。
さて、このSCALA、保存瓶だけあってガラス蓋にゴムパッキンがついています。
そしてこの蓋を金具で固定しますが、そこは海外製のビンテージデザイン。
とても固いです。
下の写真のようにガラス蓋のはねを金具と直角になるように置き、金具をかけるだけなんですけどね。
金具をガラス蓋のはねを滑らすように・・・といきたいところですが、ギギギギッ!と怖いくらいの滑りの悪さです。
でもそれがまた道具感を出してくれるんです。使い込むほどに滑りが良くなる。
道具を育てるってこういうことかもしれない。
結構力がいるので、そこは承知の上で使ってあげてくださいね。
さぞかししっかり閉じて漏れないだろうと水を入れてさかさまにしてみると・・・ジワリと浸みだしてきました(笑)。しかしこれはあまりにもイジワルな使い方。
ご心配なく。このどっしりとしたデザインは決して倒れることはありませんし、通常の使い方では匂いなどももれることはありませんでした(うちはキムチで実証済み)
ねじキャップよりは漏れやすいし、プラスティックよりも重い。
それでもなお我が家で活躍してくれる理由は一つ。
この愛らしいデザインが好きだから。
冷蔵庫や棚の上にこれが置いてあるだけで、なんかニヤニヤしてしまうのです。
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